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弁護士による過払い金返還請求@大阪

Q&A

クレジットカードを解約している場合でも過払い金返還請求はできますか?

  • 文責:所長 弁護士 大澤耕平
  • 最終更新日:2024年9月25日

1 クレジットカード契約と、過払い金返還請求との関係

クレジットカードは、クレジットカード会社との契約関係があるからこそ、利用できるものです。

仮に、クレジットカードを解約してしまうと、クレジットカードを利用する権利がなくなります。

そのため、「クレジットカードを解約してしまうと、クレジットカード会社との契約関係が切れてしまう。その結果、過払い金返還請求もできなくなるのではないか」と考える方もいらっしゃるかもしれません。

しかし、法的には、クレジットカードの契約と、過払い金返還請求とは、無関係とまで言いませんが、片方がなくなれば、片方がなくなるというような関係にはありません。

つまり、クレジットカードの契約を解約しても、過払い金返還請求は可能ということになります。

2 クレジットカードを解約した場合の過払い金返還請求の流れ

では、実際に、過払い金返還請求をする場合は、どのような流れで進むのでしょうか。

まずは、過払い金が発生しているかどうかの調査を行う必要があります。

そのためには、クレジットカード会社に対して、取引履歴の開示を求める必要があります。

取引履歴が届けば、過払い金が発生しているかどうかが計算できますので、過払い金が発生していることが分かれば、クレジットカード会社に、過払い金返還請求を行います。

金額面での折り合いがつけば、合意書を取り交わし、入金されるのを待つことになります。

3 クレジットカード会社が過払い金の返還に応じない場合

計算上、過払い金が発生しているにもかかわらず、クレジットカード会社が過払い金を支払わない場合、訴訟を起こして、過払い金返還請求をすることになります。

具体的には、まず訴状と裏付けとなる取引履歴を、裁判所に提出します。

後日、第1回目の裁判の日が指定されるので、その日に裁判所に行くことになります。

通常、それまでの間に、クレジットカード会社側から、反論の書面が届きます。

最終的に、どこかで折り合いがつけば、和解という手続きによって、裁判が終結します。

他方、折り合いがつかなければ、判決が出て、判決が確定すれば、クレジットカード会社に対し、判決どおりに支払うよう督促することになります。

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