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弁護士による過払い金返還請求@大阪

Q&A

過払い金はどうしたら自分で計算できますか?

  • 文責:所長 弁護士 大澤耕平
  • 最終更新日:2022年7月8日

1 過払い金の計算をするには、まずは取引履歴を入手する必要があります

過払い金は、利息制限法の上限金利を超えて返済した利息を不当利得として返還請求することで回収可能となるものです。

そのため、実際に、いくら借り入れを行い、いくら返済をしてきたのかという借り入れと返済に関する事実関係を確認しなければ、過払い金をいくら請求できるかの計算のスタートラインに立つことができません。

借入と返済の事実関係は、借り入れをしていた消費者金融会社に連絡をして、取引履歴の開示を求めることで確認することができます。

消費者金融会社には取引履歴の開示義務がありますので、個人の方でも取引履歴の開示を受けることは可能です。

2 引き直し計算をする

取引履歴の開示をうけたら、次にする必要のある作業が、引き直し計算です。

もし、借り入れたお金に対して、利息制限法の上限どおりに利息を払っていた場合どのような計算になるかという計算です。

たとえば、取引履歴を確認したところ、毎月3万円を返済して、そのうち、2万円程度が利息の支払いに充てられていた人が、仮に、利息制限法の上限とおり計算した場合に利息に充当されるべきだった部分が15000円程度だったとすると、毎月5000円程度、利息を払いすぎていたことになります。

この払いすぎた利息は、元本に充当されるべきですので、消費者金融会社の計算よりも速いスピードで利息がなくなることになります。

そして、元本がなくなっていったあとも、返済を継続していた場合には、その部分の金額を集計して、過払い金として消費者金融会社に返還請求します。

3 途中完済等の確認

なお、途中で借金を完済した時期があった場合には、完済から10年経過している部分については、時効によってすでに消滅したと判断される可能性があります。

したがって、過払い金の計算をするうえでは、単純にすべての借り入れと返済を単純に集計して引き直し計算をするだけでなく、途中完済等による時効消滅などの法的論点から、どの範囲が現実的に回収可能かの判断をする必要があります。

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